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◇ しあわせのみつけかた WATASHI流 ◇
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2004年1月21日 (第五号)
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◇しあわせってなんだろう
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しあわせは心と体で感じるものです。
人それぞれ、しあわせ、と感じるポイントは違います。
だから、しあわせになりたい、なりたい〜、と思って、
しあわせになれます! と名の付いた本を読んだり、
セミナーに参加しても、必ずしもしあわせにはなれないのです。
「結婚します! しあわせになります!」
とトップに書かれたサイトを見つけたことがあります。
どうやら、デキ婚のコギャル系サイトみたいなんですけど、
いさぎよいなあ〜と思い、好感を持ちました。
デキ婚自体は賛否両論あるでしょうし、
実は自分もヒトのこと言えない立場であるわけですが(ん?)
このコギャルちゃんは、
赤ちゃんのこと、大好きな彼と結婚することをしあわせだと感じ、
すごく喜んでいて、サイトからもそれが溢れていました。
ちょっと年食った大人からみれば、
「結婚生活っていいことばかりじゃないのよォ」
とお説教の一つもしたくなるかもしれません。
でも、彼女にとっては、右から左です。
だって、しあわせなんですもの!
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◇彼との出会い
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自分が、彼女くらいの年だったら、どうしたかな。
「しあわせになりますっ!」って宣言できただろうか、
なんて考えてしまいました。
というのは、私は子どもが苦手で、
子どもを持った母親という人種も嫌いで、
結婚なんて一生しない、と心に決めていたのですから。
その私が、2度も結婚し(決して自慢になりませんが)
子どもを2人も持つことになろうとは、
誰も予想できなかったでしょうね。
でも、なんとなくそんな気がしていたんです。
彼と、初めて出会った時のことですよ。
この人とはなにかある、と感じたんです。
出会ったときのことは、今でもはっきり覚えています。
彼はまだ19歳で、私の勤務する会社のバイト君でした。
それも別の営業所で、大抵は外へ出ているので、
普通は顔を合わすことなんてないのですが、
なぜか、私がたまたまその営業所に行った時、
出会ってしまったのです。
ボサボサの髪をした彼がボサーっと立っていて、
あ、どーもって、遠くから頭を下げただけなんですけど、
何か印象的でした。
3年後にその人と結婚することになろうとは、
お釈迦様でもご存知あるめえ〜、ってヤツですね。
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◇受けるしあわせ、与えるしあわせ
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今では、子ども、大好きですよ。
だから、冒頭に書いたコギャルが子どもを産むことは賛成です。
子どもを産み、育ててしあわせをみつけてほしいと思います。
子どもから学ぶことは、それはもう、数限りなくあります。
幼稚園を含め、18年近く教育を受けましたが、
そこで学んだすべてのことより多くのことを、
この2年半の間に、子どもから教えられました。
親が自分にしてくれたことが、どんなに大変だったか、
どんなにありがたいことなのかも、理解することができました。
自分の至らなさ、ダメさ加減も、嫌というほど味わいました。
反対に、自分の意外に可愛かったりするところも発見したり...。
子育てってすごいです。
こんな、すごいことを経験できる人生に本当に感謝します。
しあわせになりたいって、ずっと思っていました。
こうなったらしあわせだろうな、とか
こうすれば望む自分になれるんだろうな、とか
そんな方面からだけ考えていたのです。
それも、もちろんしあわせのひとつの要素です。
「なりたい自分になる」
これはしあわせのポイントですよ。
忘れず追求しましょうね。
でも、それだけじゃなかったのです。
子どもを持って初めて、受けるしあわせ、
何かの見返りではなく、一方的にもらうしあわせ、
というものがあるのだ、とわかりました。
ただ、抱っこしているだけで、
すやすやと眠る寝顔をみるだけで、
ああしあわせだなあ、と思います。
自然に涙が溢れてくることもあります。
悲しい時の涙、悔し涙、嬉しい涙、とも違うのです。
心が感動に震えている涙なのだと思います。
子育てって、いい時ばかりじゃなくて、
というか、コンニャロ! チクショー!
と言う時の方が、はるかに多いのですが、
それでも、落ち着いて子どもを見たとき、
雅子さまじゃないけど
「生まれてきてくれてありがとう」って思えるんです。
それで、どんなに苦労してでも、育てよう、
しあわせをいっぱい与えてあげようって思うんですよね。
ですから、ちょっとお名前は忘れちゃったんですけど
冒頭のコギャルさん、
是非しあわせになってください。
そして、お子さんに、
いっぱいしあわせを返してあげてくださいね。
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◇オリジナルなしあわせみつけましょう
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今日のお話は、ピンと来ない人もいるかもしれません。
それでいいのです。
しあわせを感じるポイントはそれぞれ違うのですから。
だから、今週は「自分にとってのしあわせとは何か」について
考えてみるのはいかがでしょうか。
堅苦しく考えないで、
ノートに欲しいもの、片っ端から書いてみてください。
案外書けないものですよ。
お金、クルマ、彼氏、時間、とか、大雑把に書いていくと、
(細かくてもいいんですよ。書いておくとなぜか手に入るものです)
今度は、やりたい仕事はこうで、こんな家に住んで、とか
思いついてくるんです。
そうすると、そのうちこういうヒトになりたいな、とか、
なりたい自分が見えてきます。
そうやって的を絞っていくと
自分なりの「しあわせのカタチ」が見えてくるはずです。
欲しいもの、いっぱいあったっていいんです。
お金持ちになりたい、それもいいんです。
お金なんかいらない、のんびり田舎で暮らしたい、
それもいいですね。
でもね、欲しいものはどれとどれとどれ。
お金は年収いくら位で、こんな仕事で稼ぐ。
田舎は日本? 外国?
どんな家に住むのか、自給自足で畑やるのか、
それとも米を作って売るのか。
そんな、ことまで考えなくちゃ、形にはならないと思うのです。
ただ、ぼんやりと考えているだけじゃ、
夢は実現しませんよ。
ノートに書き出して、頭の中を整理することが大切。
そうすれば、何から手をつけたらいいのかがハッキリします。
それに、この作業、とっても楽しいですよ。
書いてるだけで、しあわせな気分になれるんだから。
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