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しあわせのみつけかたWATASHI流 第4号

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     ◇ しあわせのみつけかた WATASHI流 ◇
    
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                   2004年1月14日  (第四号)
                       

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 ◇心と体に気持ちいいこと
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 体が疲れた時、気分が落ち込んだ時、
 コレ、といったリフレッシュ法、持っていますか?

 時間もお金もかからず、さっと出来て、気分がよくなる、
 そんな方法があれば、是非身に付けたいですね。

 私の場合は、「のび」です。
 あ、ストレッチというのかな。

 胸の前で組んだ手を伸ばしながら、ひっくり返して、
 頭の上の方に持って行き、空に向かってグゥッと伸ばすのです。
 (やっぱ、タダの「のび」だ)

 その時、息を鼻から吸い続けて、胸を出来るだけ開いて、
 伸び切ったところで、さっと脱力。
 
 組んでいた手を離し、息を細く長く口から吐きながら、
 元の姿勢に戻ります。

 2,3回やれば、気分も、肩や背中のこりもすっきりします。
 要するに深呼吸とストレッチですね。

 でも、何か疲れた〜、気分が悪いって時、
 呼吸が浅くなってます。

 そこを意識して呼吸して、新鮮な酸素を取り入れることで
 リフレッシュできるんです。

 体が、気持ちよくなれば、連動して気分も晴れます。
 心と体って一つなんだなあって思いますね。

 だから、どっちにもひどい負担をかけないよう、
 バランスを考えて、生活するのがしあわせでいられる秘訣かも。
 
 自分の体だから、どうなってもいい、
 我慢してればなんとか乗り切れる、なんて思ってると、
 あとで、病気になります。

 自分にやさしく、やさしく。
 体と心をいとおしむように生活しましょう。

 そのためにも、自分なりのリフレッシュ法、見つけてくださいね。 
 
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 ◇個性的な子
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 子供に、たとえかなり個性的な子であったとしても、
 「変わってる」と言ってはいけません。

 子供は変わっているのがいいコトなのか、悪いコトなのか、
 区別がつきませんから。

 何もわからない子供は、日本で生活していれば
 どちらかというと、変わっているのは、よくないことだ
 と思うものです。

 自分は、皆と違うからヘンだ、自分の本心を知られちゃいけない、
 と自分を押し殺して過ごすようになるかもしれません。

 でも、いくら押し殺しても、持って生まれた個性ですから
 出てきちゃいます。
 子供なりに悩みます。あ、コレ私のことです。

 だから、言うなら「個性があっていいわね」とか
 「自分を持っているのね」とか褒めるようにしてください。
 できれば、何の評価もせず、のびのびと育ててあげてほしいけど。

 でも、どこかから耳に入ってきちゃうんですよね、そういうこと。
 私の場合、小1の時、担任の先生がそう言っている、
 と面談に言った母親から聞いたのがはじめてでした。

 「変わったお子さんですね、と言われたのよ」
 と母が言いました。

 私は、それはそれはビックリしました。
 普通に、人に迷惑もかけずに、おとなしくよい子にしていたのに、
 どうして先生はそう言うのだろう?

 それに、その話をする母は、
 困ったという顔じゃなくて、嬉しそうなのです。

 たぶん、個性的な子だ、という意味だったのでしょう。
 大人になってみれば、そういう評価は嬉しいものです。

 でも、わずか7歳の子供にとって、
 「変わっている」という評価はちょっとキツイ。
 できれば、何も話さないでほしかったな、お母さん。

 おまえは変わっている、ヘンだぞ〜、と先生は困っている。
 でも、母はそれを喜んでいるらしい、となれば、
 一体自分はどういう行動をとればよいのでしょう。

 結局、私は学校ではなるべくおとなしくして
 (それまでもおとなしくしていたのですが)
 先生に、ヘンだ、と気付かれないようにする。

 「ヘン」を喜ぶ母の前では、あまり学校のことなど話さない、
 でも、なるべく「ヘン」でいようと心に決めたのです。

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 ◇壁の色は何色?
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 そんなある日、図工の時間に、家の絵を描くことになりました。
 
 当時、屋根がグレーのトタン屋根で、外壁は濃いブラウン。
 ねずみ色のブロック塀に囲まれた私の家は、
 絵に描くと、なんともつまらない、暗い絵になってしまうのです。

 ここはひとつ、塀の色をピンクにしたらどうかな、と思い、
 ちょっと塗ってみると、案外いけるのです。
 私は喜んで、夢中で壁を桃色のクレヨンで塗りつぶしました。

 出来上がると、ひとりずつ先生に見せるのですが、
 その絵を見た先生は「どうして塀がピンクなのか」と
 問いただすのです。

 口ごもる7歳の子供に、
 「塀はグレーだ。おまえのうちはこんな色なのか」と迫る先生。
 そこで、描き直す、とかこの方がいいと思ったから、
 とでも言えればよかったのでしょうが、なんと 
 「うちの塀はピンク色なんです」と言ってしまった私。

 その日、ウソをついてしまった苦しさで、食欲もなく、
 心配する母に、「ウチの塀をピンクにしたらどうかな」と
 弱々しく提案してみたのですが、
 「そんなこと出来るわけないでしょ」とつれない返事。
 (そりゃ、そうだ。普通できない)

 だって、先生に言っちゃたんだもん、
 とでも言えれば気も楽に なったのでしょうが、
 学校のことは話さないことにしていたので、もう苦しくて。
 
 家庭訪問の時、ウチの塀がピンクでないことはバレるので、
 (とっくにバレてるのですが)
 それまでにどうにかしなくちゃ、
 と子供にとってはかなりのストレスでしたね。

 だから全国の先生方、お母さん。
 子供の個性について評価したり、
 子供の作品について自分の意見を押し付けたりしないでください。
 こどもがしあわせでいられなくなります。

 その後、私の描く絵は、すっかり写実主義になり、
 そのおかげで、デッサンなどは展覧会などに出ましたけど、
 本当に描きたい絵は、違っていたんです。

 そんな、わけでしあわせなはずの子供時代は、
 私にとっては、結構、悩める時代だったのです。

 でも、おかげで、しあわせについて
 考えるようになったのかもしれません。 

                           続く

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ABOUT ME
TAKAKO
介護福祉士、心理カウンセラー。湘南生まれ、湘南育ち。茅ケ崎市在住。 マキシマムステートプログラム公認トレーナーとしての活動も行っています。