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しあわせのみつけかたWATASHI流 第11号

   しあわせのみつけかた WATASHI流

  この記事は2004年3月3日に配信したメルマガを一部加筆修正したものです

 

春はもうすぐ

梅が咲き始めました。
もうすぐ春です。

桜の季節が待ち遠しいな…と思ったら、
3月の最初の日、私たちが暮らす町では、雪が降りました。
積もるほどではなかったのですが…。

地球の温暖化のせいか、近頃では、滅多に雪も積もらなくなり、
去年は確か1度だけでした。

今年はどうなんだろう。
子どもの頃は、このあたりでも、ひと冬に2〜3回は、結構積もって、
雪だるまを作ったり、雪合戦をしたり、という記憶があります。

幼稚園に上がる前、妹もまだ生まれてなくて、
雪の朝、母が一生懸命雪だるまを作ってくれているのを、
ガラス窓ごしに眺めていたのを、
最近、よく思い出すのです。

当時、20代の母は若く、体力もあったのでしょう。
みごと自分の背丈ほどの、雪だるまを作りあげ、
それは、雪がやんでも、少しずつとけながら、
1週間くらい、庭の片隅に鎮座していたように思います。

もう何十年も前の出来事を、多少の脚色はあるものの、
しっかり覚えているのですから、人間の記憶力は大したものです。

だから、うれしい思い出だけでなく、
悲しい出来事も忘れられないのでしょう。

 

悲しいこと、つらいこと

でも、人生は、うれしいこと、たのしいことばかりではありませんよね。
悲しいこと、つらいこともたくさんあります。

そういう、あまり歓迎したくない出来事には、
どのように対処したらよいでしょうか。

なるべく早く忘れちゃう?
思い出さないようにする?

どちらも正解。

本当に忘れちゃうこと、思い出さないようにすること、はできません。
私たちの脳は、自分が思うより、はるかにお利口さんなんです。
完璧に忘れることなんて、絶対できません。

忘れたと思っても、何かの拍子にふっと思い出して、
ちいさなとげが刺さった時のように、心をチクチク刺すのです。

だから、どうしても忘れることができないのなら、
なるべく思い出さないようにするのはどうかなあ。

うれしいことや、たのしいことをたくさん考えてください。
嫌なことをいつまでも考え続けて、自分をいじめることはありません。

経験から学ぶ、ということももちろんあります。
悲しい出来事、つらい思い出からも学べることはたくさんあるでしょう。

でも、うれしいこと、たのしいことからも、
たくさんの教訓を学べるのですから、
どうせ学ぶなら、そちらから学びましょうよ。
あえて、険しい道を行くことありません。

落ち込んでる時間はないのです。
人生は、思ったよりずっと短いのですから。

 

ツイテル、ツイテル

毎年、春になると桜が咲きます。
夏はひまわり。
秋にはコスモス。
冬は、南天の赤い実。

いちご、スイカ、くり、みかん、でもいいですよ。
そうした季節の恵み、
大自然からのおくりものを、アナタはあと何回受け取れるでしょうか。

人生80年だとしても・・・。

ほらね、案外少ないでしょう?
私なんて、半分来ちゃってますからね。

そう考えると、長い間ずっと悲しんだり、
落ち込み続けているヒマはありませんよね。

もちろん、悲しみや苦しみに相手があることなら、誠実な対応をしましょう。
謝ったり、慰めたり、一緒に苦しんであげてください。

それ以外のこと。
たとえば、誰かに傷つけられた、とか、
自分はなんて○○なんだろうと自己嫌悪に陥ることや、
誰も、自分のことわかってくれない、とか。

そういうことは、悩むだけ無駄です。
そういうこと、考え続けても、何も生まれませんよね。

それより、たのしいこと、うれしいことをたくさん考えて、
自分が、しあわせな気分になる方が、いいと思いませんか。

最近、何があっても「ツイテル」と言って乗り切るのが、
流行っているのをご存知ですか?
「ついてる神社」というのもあるそうですよ。
最初、バッカじゃないのォ〜、なんて思っていた私です。

でも、何でもカンでも「ツイテル」で物事を深く考えないのは問題ですが、
つらいこと、自分にとって望ましくないことであっても「ツイテル」。
その理由は、○○だから、とよく考えて、
あらゆる出来事に感謝する心、を育てるにはいいかもしれませんね。

先日、1歳の娘のオムツを外して、お風呂に入れようとして、
「あらあ、濡れてないわ。1枚儲かった」
なんて、ホクホクしていたんです。
だって、紙オムツ代って、結構バカにならないのですよ。

そんなこと考えながら、
お風呂大好き娘が、先に脱衣場に向かったのを追いかけました。

脱衣場に入ったその途端、ああっ!
床が水浸し、なぜ???

そうです。
それは、大量のおしっこ!
オムツを濡らさない代わりに、床を水浸しにしてくれたのです!

いつもだったら、烈火のごとく怒る私です。
でも、待てよ。

リビングのラグの上でなく、脱衣場の床です。
ラグは洗濯しなければなりませんが、
床だったら、拭けばよいのです。

ナント! ツイテルではありませんか!
それに、もうしっかり立つことができます。
娘を風呂の洗い場に立たせて、その間に床を拭くことができました。
おお、ツイテル!

くだらない例でごめんなさい。
でも、このように身近な出来事で、このように考える習慣をつければ、
何か、大変なことが起こったときにも、
対処できるようになると思いませんか?

ああ、ツイテルツイテル。

そのあと、帰ってきたオットが、
パチンコで2万円も使ってしまったことを聞かされて、
さすがに顔色が変わりましたが、
こうして、無事に帰ってきてくれた、と感謝して・・・。

夜、布団の中で涙が出ましたけど。
紙オムツ代1枚38円を節約しているのに、
2万円も使っちゃうなんてどういうこと?! なんてね。
う〜ん、まだまだ、ですね。

冷静に考えれば、使うお金があった、そのことに感謝できますね。
オットが、元気に働いて稼いでくれたお金です。
たまには、ね。
(たまには、にしてよ〜)

このように、物事すべてを「いい方」に考えるのです。
そうすると、自分の置かれている状況、
自分の性格など、いろんなことを肯定できるでしょう?

すべてのことを肯定できたら、しあわせだと思いませんか?
否定するから、つらくなるのです。

自分は太っている→ダイエットで自己鍛錬できるチャンス!
容姿が気に入らない→メイクの達人を目指そう!
リストラされた→いっちょ起業して、社長さんになるか!

こんな風に考えたら、ラクに生きられるんだろうな。
人生、いいことばかりじゃないけど、
考え方次第ですよね。

ツイテル、ツイテルは
お気楽な、他力本願な生き方だと、最初は思いました。
でも、違うんです。

どんなにつらいときでも、自分に圧倒的に不利な状況でも、
「ツイテル」と考えることで、その問題を乗り切ってみせる、という
強い意志の伴う、積極的な生き方だったんです。

なんか、今週はそんなこと、考えました。
おお!なんと素晴らしい気付き、ありがとうございます。

で、でも、2万円あったら・・・。
ツ、ツイテル・・・(涙)

 

「僕と彼女と彼女の生きる道」

※2004年当時に放映されていた草彅剛主演のドラマの感想

ますます、目が離せない展開に。
凛ちゃんは、お父さん、お母さん、どちらと暮らすのでしょうか?

娘を1度捨てて、後悔したからと迎えにくる母親。
最初、ずいぶん身勝手だ!と怒っていた私ですが、
よく考えてみたら、あの可愛い凛ちゃんの母親なのよね。

凛ちゃんの「ハイ!」という礼儀ただしい挨拶も、
笑顔も、我慢強さも、母親の教育があったからですね。
以前は、子育てにまったく関心がなかったお父さん。
でも、今は・・・。

どっちが悪い、なんて言えませんよね。
二人とも悪いんだ。
可哀想なのは、子どもの凛ちゃん。

大人の都合で、子どもを振り回すのは絶対いけないと思います。
凛ちゃんのけなげな笑顔とラストの歌で、毎週、泣きそうになります。

この号のポイント!

すべてに感謝して、学びとして乗り越えて行こう!

人生は思うよりずっと短く、そして面白いものだから。

                (2018.10.30記)

ABOUT ME
TAKAKO
介護福祉士、心理カウンセラー。湘南生まれ、湘南育ち。茅ケ崎市在住。 マキシマムステートプログラム公認トレーナーとしての活動も行っています。