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◇ しあわせのみつけかた WATASHI流 ◇
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2004年1月7日 (第三号)
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◇新しい年のスタートはいかがでしたか?
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2004年がスタートして、もう1週間が過ぎて行きました。
早いですね。
皆さんにとってどんなスタートだったでしょうか。
良いスタートが切れた人、その調子で走り続けて。
スタートはイマイチだった人、まだ先は長い、自分のペースで。
私は、今年はいつも笑顔のおかあさんでいよう、と決意し、
1日で挫折しました(涙)
やはり理想ではあっても、現実には難しいようです。
そこで「なるべく」笑顔のおかあさんでいよう、と
多少変更を加えました。
何事も無理は禁物です。
出来ることから、1歩1歩理想に近付いて行きましょう。
0より1、1より2、です。
それがしあわせの秘訣です。
だいたい笑顔でいられればいいや、くらいの気持ちで過ごします。
目標は、途中で投げ出したら、意味がありませんから。
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◇自分のこと
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さて、このメルマガを購読してくださる皆さんは、
私が、18も年下のオトコと結婚したことに、
多少なりとも好奇心を持っていらっしゃるのではないでしょうか。
それで、これから、自分のことや、こうなった経緯について
少しずつ、お話していきたいと思います。
実は、子どもの頃から、変わった子だ、と言われていたんですよ。
自分としては、どこが変わっているのか、
全くわからなかったんですけど。
ただ、決して不幸な境遇ではなかったのに、
どちらかと言えば、恵まれた家庭環境に育ったのに、
子ども時代をあっけらかんと、笑って過ごせない子でした。
元々の性格もあるのですが、いろいろな出来事も関係していて。
今では笑い話なんですけど、
幼稚園時代に、すでに人間関係に悩んでいたんです。
というのは、自分は年長組だったと思いますが、
ある日、年少さんの男の子が、突然、私のところに来まして、
「おねえちゃん、一緒にあそぼ」
と言うのです。
私としては、人見知りをする方だったし、
兄弟も親戚も男の子がいなかったので、
どう対処してよいやら、困り果ててしまい、
でも、断ったら悪いかなと思い、一緒に遊ぶことにしました。
すると、一人の女の子が近付いてきて、
「○○クン、あそぼ」」
と遊びに加わろうとしました。
すると、その男の子は、
「いやだ。僕はこれからは、いつもおねえちゃんと遊ぶんだ。
ミドリちゃん(この名前は今でも覚えています)とは
もう遊ばない!」
と、強い口調で言い放ったではありませんか!
当然、ミドリちゃんは、わあーっと泣き出し、
私たち3人は、幼稚園中の注目の的となりました。
その日以来、幼稚園に行くのが辛くて...。
男の子は、相変わらず「あそぼ」と近付いてくるし、
ミドリちゃんは、ジトッとこっちを睨んでるし、
(多分、その男の子が好きだったのでしょう)
全く、自分が望んだわけではない男女関係のもつれに、
どうして、ここまで翻弄されなければならないのでしょうか。
5歳にして、色恋沙汰に巻き込まれてしまう私っていったい...?
(ちびまるこちゃん風に)
今となっては、ホントになんてことない話なんですけど、
子どもの私は悩みに悩み、
幼稚園がちっとも楽しくなくなってしまったのです。
人間関係って、難しい。
どうして人は人とかかわりを持たねばならないのか、
などと、考えていました。
全くヘンな子どもです。
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◇大切な教訓
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こんなこともありました。
まだ妹が生まれていなかった頃、多分3歳位だったと思います。
ひとりで遊ぶことが多かった私ですが、
2匹の子猫と仲良しになりました。
毎日、私が庭で遊んでいると、2匹連れ立ってやってきては、
かごやバケツに入ってふざけたり、
草を引っ張りっこしたり、結構楽しく遊んでいたのです。
ところがある日、それを祖母に見つかってしまって、
すぐに追い払うように言われました。
シッ、シッと祖母が水をかけます。
子猫たちは、私の方を見て、どうしたの?というような顔。
祖母は「ほら、早く追い払いなさい!」と強い口調で言います。
私は、子猫も大好きだったけど、祖母も大好きでした。
その大好きな人が、子猫を追い払えと言うのです。
そうしなければ嫌われる、と思いました。
それで、追い払うフリだけでもしよう、と思いました。
そうすれば、この場はうまくおさまる。
子猫たちとは、また明日遊べばいいや、と。
足元を見ると小さな平べったい石が落ちていました。
私はそれを拾うと、そっと投げました。
上へ投げたその石は、角度が良かったのでしょう、
きれいな弧を描いて、子猫たちのほうへ飛んでいきました。
そして、1匹の子猫の喉元へポコン、と当たりました。
子猫は10円玉くらいの白いものをゲッと吐きました。
もう1匹の子猫は驚いて兄弟の方へ近付き、
顔をペロペロなめてやっています。
私は、本当に当たるとは、夢にも思わなかったので、
ビックリして、その場を動くことが出来ませんでした。
しばらくすると、2匹の子猫はこちらをなんともいえない
悲しそうな顔で見つめて、
何度も振り返りながら、その場を去って行きました。
「住み着くと困るからね。追い払ってよかった」
と祖母が言います。
ああ、そうだ、追い払ってよかったんだ。
大好きな人が言うから、間違いないんだと幼い私は思いました。
そして、自分は次の日も、
子猫たちと遊ぶつもりで、庭で待っていました。
でも、どうしたわけか、子猫たちは来ませんでした。
その次の日も、そのまた次の日も
いくら待っても、来ませんでした。
子猫たちは2度と、私の前に現れることはなかったのです。
その時になって初めて、私は友達を裏切ってしまったんだ、
ということに気が付きました。
猫とはいえ、大切な友達を、
祖母に気に入られたいがために、裏切ってしまったのです。
なんであの時、
この猫達は友達だから追い払うわけにはいかない、
と説明しなかったのでしょうか。
悔やんでも、もうあとの祭りです。
この出来事は、私の心に深い傷を残し、
その時以来、私は、自分が正しいと思ったことは、
誰に言われても、決して曲げないようにしよう、
大人はいつも正しいわけではない、と思うようになりました。
続く
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なんだか、しあわせとは、ほど遠い、
自分にとってはつらい経験をお話してしまいました。
でも、こんな出来事が、
その後の私の行く末に関係しているのです。
子どもの頃の経験って大切ですね。
心には簡単に傷がつくから...。
と暗くなったところで、気をとりなおして!
彼との出会いは、まだまだ先です。
来週もお楽しみに!
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