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◇ しあわせのみつけかた WATASHI流 ◇
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2004年1月28日 (第六号)
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◇バオバブの木
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夜中に、急に目が覚めて、
「バオバブの木」って言葉が頭の中に浮かんだのです。
アレ?
バオバブの木ってなんだろう。
確か、アフリカの方に生えてる木だよね。
でも、実際どんな木だったか、思い出せない。
というより、もしかして見たことないかも...。
そう思ったら、もう気になって、気になって眠れない。
それで、ゴソゴソ起き出して、ネットで検索してみました。
(こういう時、インターネットってホントにありがたいです)
そしたらいくつかわかったこと。
なんと、あの「星の王子さま」のお話に出てくる木は
バオバブの木だったのです!
この本は、小さい頃、本棚に入っていたので、
内容もよく知っているつもりだったのですが、
実は全く忘れてたのですね。
小さな星で一人ぼっちの王子さまは、
星がバオバブの木に占領されないように、
毎朝、バオバブの芽を探して摘み取るのです。
そんな、実は有名なバオバブの木。
みなさん、知ってましたか?
バオバブは雨の降らない地方でも乾燥に耐え、
地面にしっかりと根を下ろして成長するそうです。
「一千年の木」という意味があるそうです。
アフリカ東南部に生えていて、
マダガスカルでは群生しているのだとか。
で、写真を見てびっくり!
なんて奇妙な木!
私、やっぱり生まれて初めて見るみたいです。
いくつかサイトを巡るうちに、
マダガスカルのバオバブを見つけました。
素晴らしいです!
衝撃を受けました!
自分は、こんな光景さえ知らずに、
地球人、何年やってきたんだろう、と。
この光景の下で暮らしている人たちがいるんだ。
どんな暮らしなんだろう。
何を考えて生きているのかな。
きっと、忙しく何かを追求したりせず、
自然の大きな流れに乗って、
ゆったりと生活しているのでしょうね。
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◇スローライフ
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スローライフ、という言葉がぴったりくる生活かもしれません。
スローライフとは、
「時は金なり」というような考え方に毒されていない生き方。
人と人とが語り合い、伝え合い、ふれ合いながら、
ゆっくり生きていくこと、
と国立民族学博物館の江口一久氏が述べておられました。
そういう生活が西アフリカには見られるということです。
私たちは、自然の流れに逆らうような都会で暮らしているから、
「何か」を見つけようと必死になるのかもしれません。
その「何か」は、もともと私たちが持っていたもので、
今は、忙しさの中で見失ってしまってどうしても見つからない。
だけど、私たちが意識しさえすれば、
それは案外、自分の足元にころがっているのを
みつけることができるかもしれません。
でも、それを見ることができないから、
自分を確認するための何かが欲しくて、
あれこれ手を出して、かえって苦しくなるのでしょう。
自然の大きな流れに乗って、ゆったり暮らしていれば、
大切なことは、みんなそこからみつけることができるような、
そんな気がしてなりません。
しあわせ、もね。
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◇大事なこと
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一つのことを追求する生き方って、素敵だと思いませんか。
例えば、バオバブの木の下で暮らす人々は、
そういう暮らしをしているかもしれません。
農業をするひと。
漁をするひと。
ものをつくるひと。
教える人。
癒すひと。
おとうさん。
おかあさん。
子ども。
いろんな人が、それぞれの役割を持って、
それを一生懸命果たしています。
「Drコトー診療所」というドラマで、
島のおじいさんが、死ぬ前に書いた手紙に
「オレの得意はスイカと藁草履、ただそれだけ」
というようなことが書いてあって、泣けましたね。
自分の得意なことを見つけて、というより、
昔の人は、それを選ばざるを得なかったのかもしれませんが、
死ぬまで、淡々と行い続けて、それで満足する生き方、
頭が下がります。立派です。
私たちは、情報過多の世の中に生活しているから、
それは、一見便利そうなのだけれど、
ホントは、かえって不自由になっています。
だって、自分が何をしていいのか
なかなか見つけられなかったり、
「しあわせってなんだろう」
なんて、悩まなくてはならないのですから。
しあわせなんて簡単。
大事なことはただひとつ、なのかもしれません。
ただ、今は見えていないだけ...。
今回、偶然みつけたバオバブの木が
私に教えてくれたような気がします。
いえ、偶然なんてない、すべて必要なことは与えられる
という考え方をすれば、
バオバブの木は、欲張りな私を戒めてくれたのですね。
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◇でも、やっぱりしあわせになりた〜い!
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ですよね。
だから、自分にとってのしあわせについて、
時間を取って、じっくり考えましょう。
情報過多は、もう仕方がありません。
そういう世界に生活しているのですから。
明日から、アフリカの人のように生活しなさい、と言われても
それは無理というもの。
逆にたくさんの情報をチョイスするワザを磨きましょう。
その上で、必要なものだけを自分の中にインプットしていけば、
ある日、いい感じで、アナタのしあわせ情報を取り出せるはず。
自分の足元をじっくり探して、
しあわせのタネを拾い上げるもよし。
でも世界は広い、広い。
スペースシャトルで1週すれば、ほんの小さな地球でも、
その上では60億の人々の、それぞれの人生があります。
そのことを思うと、比較的恵まれている私たちは、
是非とも、世界に目を向けて、その上で、
自分のしあわせについて考えてみたいと思いませんか。
ネットの利点を生かして、
架空の旅に出るのもいいかもしれません。
バオバブの木を見つけた私のように。
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最後に、バオバブの木の写真にリンクします。
黙って見つめてみてください。
私、ビックリして息が止まりそうだった。
こんな、風景があったのか、と。
いつか、この木に会えるような気がするんです。
でも、アフリカは遠いなあ。
だから、今は写真でね。
http://www25.tok2.com/home/sakuda/01world/04africa/baobab.html
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