━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
------------------------------------------------------------------------------------------------------
◇ しあわせのみつけかた WATASHI流 ◇
------------------------------------------------------------------------------------------------------
2004年2月18日 (第9号)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇チャンスを生かしましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
滅多にテレビは見ませんが、ホントはドラマが好きなんです。
シナリオライターになりたい、と思ったこともありました。
ラジオ局のシナリオライター養成講座に通ったこともあるくらいです。
昔、北海道ツーリング中に、
「北の国から」の倉本総さんにお会いしたことがありました。
『昨日、悲別で』というドラマの舞台となった、
上砂川町というところで、偶然、お見かけして、
「あっ、ああ〜っ、倉本総!」と叫んだら、(心の中で)
「ドコから来たの?」
「は、はい。○○からです」
「ふうーん。バイク、気をつけて」
と、まあそれだけだったんですけど、
今、思えばチャンスをみすみす逃したというか。
今の私だったら、きっと強引に追いすがって、
何らかのきっかけを作ろうとしたかもしれません。
「弟子にしてくださ〜い」とかね。
でも、まだ若かった私は、石にかじりついても、とか、
なにがなんでも夢を実現する、
っていう気迫がなかったように思います。
時間も充分ある、と思っていたし、
しあわせは、向こうの方から必ず寄ってくる、
才能は必ず誰かが発掘してくれるはず、なんて甘いこと考えて、
他力本願で何も行動しませんでした。
運はワリと強い方かも知れないです。
椎名誠さんとある会合で同席して、
隣に座って飲んだこともあるんです。
それでも、カッコつけてた私は、
シナリオを書きたい、とか作家になりたいなんて
ひとことも話せなかったんです。
まあ、なんてもったいないことしたんでしょうね。
バカですね。
たったひとことから、どんな未来が開けたのでしょう。
クールに決めて、人生何かいいことあるでしょうか。
今だから言えます!
黙っていても、道は開けません!
実現したい夢があるなら、思い描いて、チャンスを待ち、
チャンスが来なかったら強引に作り、
追い求めて、追いすがって、自分のものにしなくちゃいけません。
若いみなさん、そして気分だけは若いと自負しているみなさん。
チャンスは生かしましょう。
恥をかくかもしれませんが、
自分の人生の夢がかかっているなら、恐れてはいけません。
人生が終わる時、
ああ、あの時ああしてれば...、と後悔しないためにも、
思い立ったら、即、行動です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇断る勇気 続編
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
それで、その後も、チャンスは巡ってきました。
まあ、なんと運の強いことか、
バイク関係の人気ライターの方と、
ツーリング取材に同行させていただくという幸運に恵まれました。
取材のあと、編集部に伺うと、編集長の方から、
ライターになりたいのだったら、
しばらくバイトしてみたらどうか、とお誘いが。
ホント、ついてるでしょう?
ところが、どうしたと思いますか。
ナント、断ってしまったのです。
ここからは、前号の続きとなりますが、
例の宗教の女のヒトと週に1度の勉強、
その他集会の出席も誘われていたので、
とても時間がなく、そっちが先約だから、と泣く泣く...。
この「泣く泣く」というのが、いけなかったんです。
自分の人生です。
やりたいことがあるならなぜ飛び込まなかったのでしょう。
今、思うには、他人の目を意識し過ぎていたのです。
先約だから、断ったら悪い、というのは、
断ったら気を悪くするのではないか、
なんて、ひどい人、約束したのに、と思われやしないか。
嫌われたくない、いい人だと思われたい、その一心ででした。
でも、宗教の勧誘の人に嫌われたから、どうだというのでしょう。
自分の夢と引き換えにするようなことでしょうか。
たぶん、自分の夢、
人生の設計図がきちんとできていなかったのですね。
だから、あれもこれもと
人に言われるまま抱え込んでしまったのです。
でも、時すでに遅し。
私も、当時の夫もその宗教に入ることになってしまいました。
2人共、子どもが欲しいわけでもなく、
家を買いたいわけでもなく、
人生の設計図を明確にしていなかったので、
誘われるまま、神様がそう言っているのならと入信しました。
しかし、結局10年後にやめて、
結婚生活も友人もすべてを失ってしまいました。
(幸い、お金は持っていなかったので失いませんでした)
お断りしておきますが、
その宗教が悪い、と言っているのではありません。
真面目な気持ちで人生をかけている方もたくさんおられます。
そうではなくて、自分の本当の気持ちをどこかへ押しやって、
神様が喜ばれるから、人のためになるから、
と宗教に入るのが間違っているのです。
まず、自分でしょ。
自分が心からそうしたいと思っているか、
人生をかけてもよいくらい、神を愛しているか。
その確信がつかめていないのに、
促されるまま行動した自分が間違っていたのです。
自分の人生は自分で選び、責任を持ちたいものです。
私は、人任せにし、
神サマに責任を押し付けようとしていたようなものです。
勧誘してくれた人にも迷惑をかけ、
辛い思いをさせてしまったと思います。
だから、人生の設計図をきちんと持ち、
必要のないことは断る勇気を持ちたい、と今は思っています。
続く
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 彼と彼女と彼女の生きる道
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ドラマが好き、とお話しましたが、
子どもが小さい今の時期はなかなか観れないんですよ。
特に連続モノは、だいたいお風呂だ、オットの夕飯だ、
と家事が忙しい時間に放映されるので、
見逃しちゃったりするとクヤシイのでこれは!というもの以外観ません。
で、コレは、と思ったのでめずらしくハマっているのが、
「彼と彼女と彼女の生きる道」です。
自分のことも、家族のこともあまり考えてこなかった会社人間の主人公が、
妻と離婚したことによって、娘と2人だけで暮らしはじめ、
生まれて初めて親子の情愛に目覚めて行く、というストーリーです。
今後の展開が楽しみですが、
先週、グッとくるセリフがあったんですよ。
「どんな道を選ぶかではなく、選んだ道をどのように歩むのかが大切」
ホントにその通りです。
ひとこと補足するなら、その道は「自分で」選んだ道であるべきですね。
それは、本当にやりたいこと?
自分の行きつく先は、望んでいる場所?
そもそも、自分の望みって何?
どう生きたいと思っているの?
いろいろ悩んで考えて、自分で歩く道は自分で決める。
是非、そうしてください。
私もいろいろありましたが、選んだ道を精一杯歩きたいと思っています。
今週も、最後までおつき合いくださりありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ABOUT ME